ディズニー ファンタジア ライブオーケストラ・コンサート東京公演レポート到着! 札幌公演は4月6日開催!

ディズニー ファンタジア
ライブオーケストラ・コンサート東京公演レポート到着!
札幌公演は4月6日開催!

3月24日(日)NHKホールにて、指揮佐々木新平、
管弦楽 東京フィルハーモニー交響楽団の
演奏により「ディズニー ファンタジア」
ライブオーケストラ・コンサートが開催。

ディズニー ファンタジア ライブオーケストラ・コンサート東京公演レポート到着! 札幌公演は4月6日開催!

本公演を皮切りに、札幌、大阪、福岡、兵庫にて、各地のオーケストラで上演

東京公演ライブレポート

「ファンタジア」が1940年に公開されてから
既に80年以上の時が経った(「ファンタジア2000」から
考えても四半世紀近くということになり、そのことにも驚かされる)。

公開当時は喝采より戸惑いの方が多かったというが、
「傑作」と迷いなく言い切れる現代においては、
時代と共にディズニーとアニメーター、
演奏家達が築き上げたレガシーはしっかりと
受け継がれていると言っていいだろう。

2000年に公開された「ファンタジア2000」にも、
ディズニーの想像/創造性がスタッフに
息づいていることが分かるし、1990年代のルネッサンスを
成し遂げた彼らの自信や勇気といったものも
スクリーンから感じ取ることができる。

なぜこれだけの年月が経っても「ファンタジア」は
唯一無二の作品であるのか、この「ライブオーケストラ・コンサート」に
その答えが隠されていた。

3月24日、渋谷のNHKホールで開催された本公演、
指揮は佐々木新平、そして演奏は東京フィルハーモニー交響楽団が務めた。

タイトル通り、ライブでオーケストラの演奏と
共に物語は進んでいく。プログラムは「ファンタジア」、
「2000」それぞれから4篇が選ばれた。

ベートーヴェンの「運命」「田園」と続き、
「くるみ割り人形」「魔法使いの弟子」「火の鳥」…と、
純粋にオーケストラのコンサートとしてもこれほど
名曲が並ぶプログラムは圧巻のひと言。

そして、眼の前では「ファンタジア」が繰り広げられる。
そういうコンサートだと頭では分かっていても
否応なく客席には熱気が伝播していく。

そして、繰り返すがこれはライブ、
つまり佐々木と東京フィルが創り上げる
この日にしか響くことのない音楽である。

オリジナルの映画は、
もちろんストコフスキー指揮フィラデルフィア管(ファンタジア)、
レヴァイン指揮シカゴ響(2000)といった演奏と緊密に協奏しており、
それこそが「ファンタジア」の重要な要素であるが、
本来このコンサートのようにライブの演奏と
共に映像に身を委ねることによって「ファンタジア」は
完成するのではと思い至った。そして東京公演を皮切りに、
このコンサートは各地で、その街で長い年月をかけて
活動してきたオーケストラの演奏によって上演される。

クラシックという伝統を繋いでいく
音楽をディズニーが選択しなければ、
これほどまでに愉しいコンサートに巡り合うことはできなかっただろう。


「田園」におけるギリシャ神話の描写は公開当時に異論も出たというが、
ベートーヴェンの頭の中ではこう
イメージしていたのではないか?というほどに活き活きとしているし、
「くるみ割り人形」「時の踊り」でのバレエ表現もやはり素晴らしい。

「2000」における映像に込められた生命への賛歌という
共通したテーマも真に迫るものがある。
それに何といってもミッキーマウス&ドナルドダックの揃い踏み!
本編ラストの「威風堂々」におけるドナルドの
千両役者ぶりは必見だ。ここでしか体験できない
「ファンタジア」と出会うことができた。

取材:小崎 紘一  写真:松橋晶子

公演概要
『ディズニー ファンタジア』 ライブオーケストラ・コンサート

公式ホームページhttps://fantasia2024.jp/ 

指揮:佐々木新平  

[札幌]
*チケット販売中 https://fantasia2024.jp/sapporo.html 

2024年4月6日 (土) 16:00開演(15:15開場)
会場:札幌コンサートホールKitara大ホール

管弦楽:札幌交響楽団
チケット料金(全席指定・税込)
S席 ¥9,800/A席 ¥6,800
・4歳未満のお子様はご入場できません。

チケット発売前公演
[大阪]8月31日 (土) フェスティバルホール大阪交響楽団
[福岡]11月15日 (金) アクロス福岡シンフォニーホール九州交響楽団
[兵庫]12月7日(土)兵庫県立芸術文化センター兵庫芸術文化センター管弦楽団

プログラム〜(全国共通)
ベートーヴェン 交響曲第5番 (2000)
ベートーヴェン 交響曲第6番 第3〜5楽章 (1940)
チャイコフスキー くるみ割り人形組曲(1940)
デュカス 魔法使いの弟子 (1940&2000)
ストラヴィンスキー 火の鳥 (2000)
ポンキエッリ 時の踊り (1940)
レスピーギ ローマの松 (2000)
エルガー 威風堂々 (2000)

*1940=1940年製作『ファンタジア』より 
*2000=2000年製作『ファンタジア2000』より

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